証し

青戸教会と私(T.A.)

初めての青戸教会

私が初めて青戸教会を訪れたのは、大学1年生の秋の頃でした。
青戸に生まれ育って20年にもなるのに、駅のすぐ近くに教会があることを知らずにまず驚き、あまりにまずしい外観にももっと驚きました。
しかし、ひとたび玄関に入るやいなや、「ようこそ青戸教会へ」「よくいらっしゃいました」「どうぞお入りください」と次々とあたたかい言葉で迎えていただきました。
このとき初めて歓迎されることのうれしさを知りました。
礼拝後には、ほくほくの真っ白いおにぎりも供され、三度、驚かされました。

38年前の青戸教会への第一歩は、馬小屋のイエスを訪れた羊飼いたちや、司教に迎えられたジャンバルジャンを彷彿とさせる体験でした。
このまずしさとあたたかさが、下町に位置する青戸教会の良さであり、主の御心のわざなんですね。

受洗の日のこと

その翌年、1985年のイースターに受洗をしました。
大学には学生服で通っていましたので、洗礼式も学生服でした。
中学時代の同級生の数人が同席してくれてとてもうれしかったです。
司式はセオドア・キッチン先生でした。
毎年キッチン先生から年賀状が届いていたのですが、差出人がいつも「キッチン」とだけ印字されていて、両親が「この料理屋は誰なんだい?」と不思議がっていました。

その他の思い出

1990年11月に青戸教会で結婚式をしました。
日曜日でしたので、公同礼拝に続いての結婚式となったのですが、教会学校の子どもたちや、その日初めて教会に来られた方がそのまま結婚式にも出席してくださいました。
まさに「てんとう虫のサンバ」のような小さな教会で夢の国にいるようでした。
下町の青戸教会の良さに満ちあふれた結婚式でした。

青戸教会70年の歴史のうち、私の歩みは半分ほどの38年間ですが、信仰生活50周年をめざして、これからも御心のままに尽くしていきたいと思います。

好きな聖句

「友よ、しようとしていることをするがよい」
— マタイによる福音書26章50節

好きな讃美歌21

57番「ガリラヤの風かおる丘で」

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